コネクタメーカー イリソ電子工業

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2020.10.19新製品情報

5G通信機器向け25Gbps伝送対応FPC/FFCコネクタ「11503シリーズ」を発表


2020年10月19日、イリソ電子工業(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:由木幾夫)は、5G基地局を始めとした通信機器で最大25Gbpsの高速伝送を可能とするFPC/FFCコネクタ「11503シリーズ」を発表しました。
抜けにくいのに外しやすい、独自のAuto I-Lock構造をもち、FPC/FFCカードの挿入と同時にロックがかかる抜け防止構造を採用しております。GND端子付きでEMC対策にも配慮しております。最適化された接点構造により25Gbpsの伝送域までサポートいたします。
また、姉妹品の11501シリーズの構造に、FPC/FFCの完全挿入の視覚検査の実施を可能にする確認用窓を追加しました。組立作業の効率化にも貢献いたします。
 

主な特徴

特徴1:Auto I-Lock™
本シリーズではイリソ電子工業独自の「Auto I-Lock™ *1」構造を採用。
スライダーやカバーの開閉動作を排し、FPC/FFCカードを挿入すると同時にロックがかかる構造で、斜め挿入や不完全嵌合が起こりにくく、作業効率が向上します。(レバー上面を押すことでロックが解除されます)
*1 Auto I-Lockは、イリソ電子工業株式会社の登録商標です。
 
特徴2:High Speed
昨今の機器の高機能化と情報量の増加は、接続部品における高速伝送対応要求に拍車をかけています。また、信号の高周波成分の増加はこれまで問題にならなかったような微細な箇所にも気を配らなければいけない状況をもたらしています。イリソ電子工業の高速伝送対応製品は、数多くの実地評価とシミュレーションを有機的に組み合わせる事で最適に設計されています。本製品では、シールド付きのFFCの選択によって、25Gbpsまでの高速伝送を実現いたします。
 
特徴3:Usability improvement
本シリーズでは姉妹品の11501シリーズの形状を踏襲し、操作性向上のために「FFC挿入検知窓」と間口の「顎出し形状」を採用しました。
検知窓は、コネクタ上部の両端に設けることでFFC挿入位置が視認可能となり、
挿入チェックの工程の省略が期待されます。
また、従来品はFFC挿入時にある程度ピンポイントで間口を狙う必要がありましたが、11503シリーズは、間口の切り込みを深くし、「顎出し」の形状にすることで、FFCの受け口を広くしており、さらに嵌合間口の上部にテーパーを設け、FFCをならいこませやすくすることで、FFCの誘い込み性を向上させています。
 

製品仕様

  • ピッチ

    0.5 mm

  • 実装形態

    Right Angle

  • 使用温度範囲

    -40~+105℃

  • 定格電流

    0.5A

  • 定格電圧

    50V (AC/DC)

  • 接触抵抗

    40mΩ

  • 挿抜回数

    20回

本コネクタは、5G基地局、サーバー、スイッチャー等の通信機器から液晶TV,家庭用ゲーム機、コミュニケーションロボットなどの家庭用電化製品、クラスターパネルやナビゲーション等の車載機器の用途に適しています。
 
詳しい情報は、イリソ電子工業ウェブサイトをご覧下さい。
https://www.irisoele.com/jp/
 
11503シリーズ
https://www.irisoele.com/jp/series/view/11503S/
 

 

イリソ電子工業について

イリソ電子工業は、インフォテインメント、ADAS並びにパワートレインなど車載市場のコネクタ開発におけるリーディングカンパニーです。近年は、製品開発の裾野を広げ、車載市場で培ったノウハウを、コンシューマー関連機器、インダストリアル関連機器など、全ての電子機器に幅広く展開し、総合コネクタメーカーとして、使いやすく作業しやすい製品開発にも注力しています。
 

本プレスリリースについてのお問い合せ先

イリソ電子工業株式会社 営業企画部 横山、湯川
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-13-8
TEL:045-478-3111 FAX:045-478-3539