コネクタメーカー イリソ電子工業

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ロボット組立適合コネクタRobot Compliant Connector

現在、産業用ロボットの需要が急速に拡大しています。
組立品質、生産タクトの安定化、そして労働賃金上昇の抑制にも貢献しているロボット生産ですが、異物付着や実装・嵌合ズレ、不完全嵌合などの工程内不良が発生してしまうこともあります。

そこでイリソ電子工業は、これまで培ったテクノロジーをベースに、ロボット生産に適したコネクタを広くPRすることを目的として、新たに「ロボット組立適合コネクタ」コンセプトを立ち上げました。
「ロボット組立適合コネクタ」は、イリソ電子工業がこれまで培った3つのテクノロジーで構成。お客様のロボット生産ニーズに広く対応いたします。
自動実装に対応可能な安心設計。イリソ電子工業の「ロボット組立適合コネクタ」です。

「ロボット組立適合コネクタ」を構成する3つのテクノロジー

イリソ電子工業は、基板対基板コネクタのリーディングカンパニーです。
特に嵌合時の接続面が可動するフローティングコネクタにおいては、業界随一のバリエーションを誇ります。フローティングコネクタは、基板位置ズレを吸収し、半田付部のストレスを軽減。半田クラックを防ぎます。またコネクタを複数個同一基板上に搭載し嵌合することが可能です。豊富なバリエーションでお客様のニーズに対応いたします。

さらには、X軸―Y軸が可動する事はもちろんのこと、接点が固定されたままZ軸が可動する「Z-Move™(ジィームーブ)」コネクタもリリース。振動周波数高域での共振による微小な基板振幅を吸収可能。車載搭載可能な重要保安部品基準をクリアし、作業性、信頼性を大幅に向上させるコンセプトです。フローティングコネクタで業界をリードしてまいりましたイリソ電子工業が誇る独自のテクノロジーコンセプトです。

これまでFPC/FFCカードはロボット組立が不可能と考えられていました。
FPC/FFCコネクタの嵌合の場合、スライダーをロックする必要があることから、両手で作業で行うことが通常工程でした。そして、斜め挿入や不完全嵌合が生じていてもわかりにくいということがありました。このため常に正しくロックされているかどうかを確認する検査工程が必要です。
イリソ電子工業のFPC/FFCコネクタ Auto I-Lockは、FPC/FFCカードを挿入すると自動にロックされるので確実な嵌合が実現します。FPC/FFCカード利用時でもロボット組立が可能になります。

「2点接触コネクタ」は、同一線上に2つの接点の構造を持つコンセプトです。浮遊物や飛散したフラックスの異物の除去機能、確実なワイピングで安定した接触を約束します。
また、付着物の上に、片方の端子接点が乗り上げても、2点接触コネクタの片方の端子が確実に導通して接触不良を防ぎます。
2点接触コネクタの採用により接触信頼性がアップすることで、歩留まりが改善されトータルコストダウンに貢献いたします。